[Blog]イギリス一人旅の軌跡[8/31]

2016/8/13 : Day 8
朝ゆっくり朝食をとる。
宿によるけどパンとシリアルはほぼ固定。
そこにジュースや果物があるかは宿次第。
泊まってみないとわからないところ。

*
この日は宿近くにあった帝国戦争博物館へ。

ギターとバックパックをクロークに預ける。

第一次世界対戦からフロア毎に展示が違って
タッチパネルや実物大の堀があって分かりやすい。
ただ、原爆資料館や知覧の記念館を知っていると
大きな違和感を感じる展示内容だったと思う。

例えば、タッチパネルを使った物資輸送ゲーム。
場所を変え堀を使い第一次世界対戦を振り返る。
違和感の正体は「悲壮感のなさ」だと気づいた。

日本の戦争は敗戦の記録。だからかもしれない。
唯一、最上階に会ったホロコーストの展示では
胸がギュッと締め付けられた。迫害の歴史。

言葉ではわかっている。迫害の内容もわかる。
写真も見たことがある。文章もいくつも読んだ。
それでも、「知っている」だけだった。

どれだけ恐ろしかったか。どれだけ苦しかったか。
ユダヤ人の迫害対象選定は顔の統計をとったらしい。
一見科学的な手法もどれだけの精度だったのだろう。

自分の知っている戦争。知らない戦争。

***
ちょっと頭が疲れて近くをふらふらと散歩。

なんでロンドンの駅はいちいちすごいのか問題。

休憩をしながら、ザ・イギリスな感じの写真。

気付くと昼を過ぎていたのでスーパーで買い物。
お昼を食べて早めに宿へ移動する。

まずは洗濯。そして情報収集。そしてOPENMIC。
この日もVetterとKing William Ⅳへ向かった。
(毎週金曜日と土曜日がここではイベントだった)

待ち合わせの19:15に現地へ到着すると、
すでに回りは楽しくお酒を飲んでいる。
こんな雰囲気でお酒を飲んでいるなら、
自分もお酒好きになったかもな。。。

今日は15番目。Vetterと連番で名前を書く。
そして二人で今日あったことを報告しあう。
Vetterは疲れがあったらしくBuskingは中止。
それを聞いて今日は早めに切り上げることに。

演奏は相変わらず飽きることがない。
本当にいろんな人がいろんな曲をする。
もしかしたら日本も東京とかこうなのかな。
そんなことも、ふと考えていた。

22時頃。演奏を終えると陽気なおじちゃんに
「お前は最高だ!!間違いなく今日の一番だ!!」
みたいに言って乾杯してくれた。
「Lovely Song!!!」って言ってくれた人も。
Lovely?可愛かったのかな??って思ったら、
あとで「素晴らしい」って意味だと知りました。
これもめちゃくちゃ嬉しかった。

演奏を終えると自然と声をかけてもらえる環境。
なんていうか、すごく好きだった。
***
帰りに勢いをそのまま、Buskingを決行。
(Busking:路上パフォーマンス)

少し酔っていた勢いもあって、
路上で飲んでいる3人組の人たちに
「Do you need music?? I’m from Japan!!」
→「Yes, How much?」

この会話にビックリ。
「It’s free , but if you feel something…」
こんな説明をしたら飲み物ごちそうしてくれた。
嬉しい言葉もいくつも。音楽に本当に寛大だ。
そして、無事Buskingの目標も達成できた。

翌日、マンチェスターに移動することを決めた。

→2016/8/14 : Day 9