[Blog]イギリス一人旅の軌跡[10/31]

2016/8/15 : Day 10

気がつくと、10時になっていた。
こんなに長く寝たのは久しぶり。

夫妻が朝食を用意してくれて、
素敵な庭を見ながらゆったり朝食。
シリアルに果物、パン。美味しい。

部屋がとても素敵で、晴れ間からの
光が本当に柔らかい。大好きだった。

その後部屋のなかを案内してくれた。
ビックリするくらい、大豪邸だった。
(邸宅を3家族に貸すサービスらしい)
階段を上って屋根裏部屋を横切る。
そして屋上からは、回りが一望できた。

思わず息を飲んだ。ロンドンとは違う
生活圏内の歴史ある古くからの教会。
全てが煉瓦で積み上げられている建物。
「素敵」って言葉しか出てこなかった。

あとで教えてもらったことは、
こういう住居の外観は何百年もそのままで
内装だけを工事して住み替えるらしい。
だから、建造物自体はとても息が長い。
日本とは違う建築の美学。

*

少し散歩をして、近くの教会へ。

歩きながら、話をしてくれた。

この敷地内は墓標でできていること。

そして、亡くなった人に対して

当時の病状や経歴が掘られている。

手前には1708年に亡くなった記載。

「礎」という言葉を思い出した。

*

この日は少し音楽と離れて、家族で散歩。
非営利の自然保護団体National Trustにより
全体を保護されるDeer Parkへと歩いた。

基金により無料で解放されている広大な公園には

野生の鹿が生活している。すぐ目の前に寝ている。

一匹だけ別行動の白い鹿も。(やっぱり一匹なのか)

時間がゆっくりと流れていて、多くの人が散歩中。

ふと目があった女の子。

ふと目があったアヒル。


(良いカメラ目線いただきました。)

白鳥は産毛の子白鳥と一緒だった。

こんな場所があることに驚いた。こういう場所で
一日本を読んでギターを弾いて昼寝ができたら、
どれだけ幸せな生活なんだろう。

鹿の群れは移動するため、会えないときもあるらしい。
この日は幸いにも3つの群れに遭遇した。
最高な昼下がりをプレゼントしてもらった。

そして、もうひとつ驚いたこと。

倒木が放置してあって、天然のアスレチックに。

今の日本じゃ考えられないなってふと思った。

怪我をしたら・・・もし万が一・・・みたいな。

つまらないなー。

*

そして夜は、イギリスの文化を体験させて貰う。
1. まずは最寄りのPUBでビールを一杯。
2. ほろ酔い気分で、街へ歩いていく。
3. 落ち着いたBarで、優雅に夕食。

最高だった。

こんなにゆとりある時間はイギリスに来て初。
そして自分の重い荷物から解放されたのも初。
家に帰ると猛烈な眠気ですぐに寝てしまった。

マンチェスター1日目。ありがとうございました。

→2016/8/16 : Day 11