[Blog]BURST MAX’17が、最高だった。[1/2]
10月末の土日2日間。
日本中から神様が不在となる神無月。
日本中から神様が集まる場所、出雲。
そんな出雲で行われる野外音楽フェス
「BURST MAX’17 」にいってきました。
(2日目はコチラ⇒リンク)
【目次】
1. イベントの運営が最高
2. 1日目も2日目も最高
3. 出雲の野外音楽フェス
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1. イベントの運営が最高
島根県の「わかあゆの里」で開催し
今年で10回目となる野外音楽フェス。
今回は記念回として2Daysでの開催。
それが「BURST MAX’17」。
主催は出雲アポロ。
島根県でも屈指のライブハウスで、
筆者も何度もお世話になりました。
*
このイベントの始まりを少し説明すると、
出雲にライブハウスがなかった2001年頃。
公民館等を借りてライブを開催していた、
それがイベント前身となる「BURST」。
そしてBURSTが100回目を迎えた時に、
大きなお祭りをしようと始まったのが
年一度の野外音楽イベント「BURST MAX」
(BURSTもこの前200回を超えたそうです)
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詳しい成り立ちについては、
素晴らしいインタビュー記事がありました。
(エンタメ特化型情報メディアスパイスより)
その中から印象的な一文をお借りします。
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今は『BURST MAX』のことを、
周りもフェスと言ってくれるんですけど、
いまだに僕は文化祭ぐらいの気持ちで
やってるので祭りですね(笑)
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「祭り」って、地域的でなんか好きです。
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不思議なのがこの野外音楽フェス、
ステージに立つミュージシャンは
口々に同じ名前を出していました。
「スッスーが呼んでくれて!」
「スッスーに会いに!」
「スッスー、ありがとう!」
この「スッスー」というのが、
出雲アポロ店長の坂根さんです。
普通、ステージに立つ人たちは
運営スタッフにお礼を伝えたり、
観客のみなさんに感謝を伝えたり。
そういうのが一般的だと思います。
なのに、
これだけ大きなライブステージ上から、
ライブハウス店長に感謝の言葉が届く。
普通の音楽イベントとの違いを
ここに感じました。
「営利目的なら、こんな山の中でしなくていい!」
「道が怖くて途中で来るのをあきらめかけた!!」
こんな声がミュージシャンから聞こえてきました。
確かにその通り!笑
なのに、これだけの人たちが集まる。
すごく温かい。
*
このイベントのすごいところ。
運営はほとんど地元ミュージシャンと有志
ボランティアによって成り立っていること。
各バンドの機材搬入や会場清掃、会場警備。
アーティストへのケータリングサービスや受付も。
昨年は「a.partmment」として、筆者も
会場清掃のお手伝いをさせていただきました。
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ミュージシャンとしてステージに立つからこそ、
ステージをつくる側の尽力を知る重要性がある。
去年スッスーさんに教えてもらったことです。
それを経験した上で、ステージを目指す。
地元ミュージシャンの大きな目標にもなる場。
ステージに上がる地元アーティストの想いも、
一際強くなるのがわかります。
「みんなの力で出来上がっている」
この言葉を肌で感じることができる場でした。
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そして、最後に会場について。
「わかあゆの里」はキャンプ施設を併設。
周辺を山と川に囲まれた大自然。
晴れていれば最高の星空にも出会える場所。
(到着30分で曇ったことが心残り過ぎすぎる。)
とても開放的な野外空間でした。
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2. 1日目も2日目も最高
地元から全国へ躍進中のミュージシャン
去年聞いて好きになったミュージシャン
今年パフォーマンスで釘付けになった
何組ものミュージシャン。
音楽的な話になると趣味嗜好なので、
印象的な場面を切り取って綴ります。
*1日目*
今回はほとんどが雨の中。
午前中はまだこんな感じ。
カッパを着て演奏を聞いたり、
傘をさして演奏を聞いたり。
テントを張って休みながら。
ご飯を食べたりお酒を飲んだり。
どこかゆるーい空気も漂っているのが、
このイベントの面白いところだと思います。
そもそも音楽にまだ興味がない子達は、
最強玩具「シャボン玉」で遊びまくる。
(芝生が濡れると割れずに残る不思議。)
ライブの爆音にめっちゃ驚くこどもたち。
数万人規模の野外フェスの最前列なら
こどもが何人もいるなんてあり得ない。
こういう場の雰囲気が、どこか温かい。
地元開催ならではの空気感だと思います。
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天気は刻々と変わっていく。
小雨が強く降り始め、また止み。
風景も変わる。
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雨の中のライブは最高にかっこいい。
靴を履いている間は、まだ大人しい。
普段持っている理性とか、建前とか。
そういうものを雨は全部引き剥がす。
どれも圧巻のパフォーマンスでした。
サブステージではミニライブも。
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そして少しずつ
夜になっていく。
雨が降り始める。
熱を帯びる。
あっという間に、最後の一組。
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「お金がないときギターを持つかどうか」
その言葉がふと手を止めた。
自分はどこへ向かうのだろう。
そんな、1日目でした。