[Blog]イギリス1人旅を決めた入社5年目のサラリーマン[3/3]
どうも、Mitsuhikoです。
仕事をしていた頃の話から
大きな決断「イギリス一人旅」の
葛藤を素直に書き綴っております。
今回のシリーズ最後の記事です。
今だから、書ける記事。
最初の記事はコチラ:
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目次:
1. 入社5年目のサラリーマン
2. イギリスへの一人旅
3. 常にあった焦燥感、埋まらなかった不足感
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3. 常にあった焦燥感、埋まらなかった不足感
イギリスで1ヶ月、宿も決めずに転々と
問題なく生活をして無事に帰って来た。
そして達成感や優越感を手に入れた。
人が中々できない経験をした!!!
と自分への肯定感は高まりました。
でも、今改めて書くと、小さい。
価値観が小さい。凝り固まっている。
「何かすごいことができないと価値がない」
そう思い込んでいたからこそ、でした。
(今もまだ払拭しきれていません)
これは、自分の中に目的が向いていなくて、
誰かに「すごいね」と言って貰うための旅。
だから旅をしている間も常に苦しかった。
焦燥感で頭の中は常に一杯だったから、
毎日何かをしないといけないと焦った。
*
仕事を辞める大きな決断。
家族を不安にさせる人生の選択。
目に見えることを重ねることは
結果として分かりやすい。
だから「すごいこと」を選ぶ。
今の自分から冷静に見れば
こんな気持ちは旅じゃない。
でも、
常に思考を繰り返していた。
ここに行くのは正解なのか。
ここに留まるのは正解なのか。
お金の制約もあってか余計に。
結果、張っていた気を抜いたときに
電子書籍で日本の雑誌を買って読む。
せっかく海外にいるのに、日本語て!
*
でも、この感覚を知ることができて
今振り替えって書けるのはありがたい。
結局は、自分の経験からしか
感覚や言葉は生まれてこない。
だから敢えて言おう。
焦燥感と共によくぞイギリスへ行った!
あの頃の自分、GoodJob!
でも、帰ってきて変わったことは
自分の価値観や基準といった選び方。
当たり前の事だけど、もっと奥の
自分の根っこは何も変化しなかった。
経験を積んで一回り大きくなった感覚。
まわりが自分を見る目も変わっていた。
これでもっと自由に活動できる。
これでもっといい作品が作れる。
そう思ったけどちょっと違った。
*
確かに自分の中にある言葉や音は
以前に比べて大きく広がっていた。
ワクワクするフレーズも増えてきた。
でも、家族や相方や恋人との関係性は
何一つ変わっていなかった。
日本に帰ってきてからの生活は、
変わったようで変わっていなかった。
*
新しく入って来た価値観や
人との出会いで得た考え方。
自分の中に入って来たというより、
自分の表面に上書きされていた感覚。
だから日常生活を送るなかで
この感覚と考え方にズレが現れた。
それは相方とであり、恋人とであり。
近くにいる人たちに対して自分が感じる
よく分からない、でも確かにあるズレ。
自分自身の感覚が怖くなっていった。
ここから不足感が広がるばかりで
原因がわからず苦しむ期間に繋がる。
このとき、2016年11月頃。
次のストーリーは、
「ゆうちゃんとの出会い」
そして
「人生初のヒッチハイク」
へと続いていきます。
ボチボチ書いていきますので。
どうぞ気長にお待ちください。
今回の記事は、ここまで。
読んでいただきありがとうございました。
それでは、また。