[Blog]イギリス一人旅の軌跡[9/31]

2016/8/14 : Day 9

この日は2つ事件が起きました

*
マンチェスターへの移動を決めたため、
長距離バスCoachの駅があるVictriaへ。

宿が変わってまた朝食は少し質素に。

(果物がなくて悲しかった)

でも、最高に面白い宿でした。

なぜって24人部屋だったから!

ここの宿が、この旅最大収容人数。
三段ベッド×8台という見事な構成。

いろんな国籍の人がいていろんな話をした。
マンチェスターのいいPUBとかも聞けた。
誰もいない部屋のなかにiPhone2台が
充電中で置いてあったときは、驚いた。

安宿は変に仲間意識があるのだろうか。
結構不用心な人たちに出会う気がする。

それは良いとして、
まずはマンチェスター移動のチケット。
長距離バスは事前予約をするかどうかで
1500円以上違うこともあるので、慎重に。
今日動こうかな。いや明日でもいいかな。
なんてグダグダしていると事件が起きる。

「海外の女性に声をかけられる」

・・・どうなるMitsuhiko。
***
赤髪の女の子。
「ギター弾いてるの?」

ギターを持っていてよかった瞬間である。

そこからは他愛のない話をしていた。
していたはずだった。唐突にこんな言葉が。

「今日予定ないんだけどどこか行かない?」

・・・

・・・

・・・

これはあれかモテ期ってやつですか?

なんて頭の中で考える阿呆が私です。
もちろん男の子なので邪な気持ちを抱き、
でも決して表に出せないのが私です!
それでもちょっと異国の空気も手伝い
少しだけ一緒に散歩することに決定。

カフェでテイクアウトして近くの公園へ。
「ギターを弾いて欲しい」
というリクエストに、快諾するMitsuhiko。

公園を行き交う人たちとも挨拶しながら
ちょっとワクワクしながら時間が過ぎる。

あれ、なに話したかあんまり覚えてない。
そしてこれ以上はもちろん何も起きない。
これが、Mitsuhiko。

夕方になって「そろそろ行かなきゃ」
楽しかったよって、さよならしました。
不思議な時間でした。

おしまい。
*
事件というくらいなので、これだけでは終わらない。

正確には、こうして過ごした時間が事件を生む。

意識を取り戻したところで移動を決意。
CoachStationへ行き、チケットを探す。

Victria Coach Station。めちゃくちゃ混んでた。

当日安いものを見つけてもらったので
受付を変えて改めて購入依頼をした。
すると、値上がりしている。

理由がわからない。さっきまで安かった。
慌てて確認すると「出発一時間を切ったから」
駆け込み需要は高額になるらしい。。。

ここまで来たからもう仕方ないので購入。
ちゃんと予定を組もうと心に誓った瞬間。

こんな金額差なんて、まだ事件の序章。

マンチェスターの義兄の実家へ連絡し、
今夜からの宿泊許可を貰う。
急なことなのに快諾。本当にありがとう。

そして、出発時間の16:30。
約5時間の移動で到着は21時過ぎ。
ワクワクしながらバスを待つ。

16:20
バスが来ない。

16:30
バスが来ない。

16:40。

16:50。

バスが来ない。

17:00。

17:10。

17:20。

17:30。
・・・やっとバス到着。

この時点で到着予定が22時へずれ込んでしまった。
改めて到着が遅れること連絡しバスへ乗車する。

ロンドンの町を出ると広大な丘が左右に広がる。
始めてみる景色。楽しみながら時間が過ぎる。
このとき、頭のなかに流れるのはVetterの曲。
彼の曲はどうしてこんなに綺麗なんだろう。。。
*
そして、出発から2時間。

最大のトラブルが発生する。

高速道路が渋滞でまったくバスが動かない。
運転手も理由を把握できていないらしい。
事故でもないのに道路封鎖。回りの客もざわざわ。

「引き返すかもしれない」と回りから聞こえる。

どんどん日が暮れ真っ暗になりながら、
ゆっくりとバスは進んでいった。

22:00

どうやっても到着時には日付が変わる。

改めて宿泊先の家族に連絡。謝罪と共に
「今日はバス停近くの宿を取るから」と伝える。
すると
「大丈夫だ、心配しないでうちにおいで」
もう日を跨ぎそうなのに、優しい家族。。。
あのときは本当にありがとうございました。
*
夜も遅くなったので寝たり起きたりを繰り返して
気付くと深夜1時に。

01:30

到着。。。

真っ暗なバスターミナルに迎えに来てくれた。
そして車を運転して30分もかかる自宅へ移動。
「今日は疲れたでしょう。温かいものを飲むかい?」
これだけの迷惑をかけながら、最後まで紳士だった。
ここから5日間、本当にお世話になりました。

久しぶりの個室で、ゆったりと眠りました。
*
(ここまでの旅はコチラの記事も併せてぜひ。)
(a.partmment HP:リンク

→2016/8/15 : Day 10