[Blog]イギリス一人旅の軌跡[19/31]

2016/8/24 : Day 19
明日は移動日のためいろいろと確認。

紙チケットのために大慌ての半日に。
この旅で初めて日本人女性に会った。

*
朝イチでチェックアウトの方法を確認し、
電車移動の駅と乗り場を確認する。
オンライン予約のため、「Self Print」を選択。
PDFファイルだし、スマホ画面提示でOKかな。
・・・その考えは儚く散った。

一応駅員さんに「画面提示で良いか?」と聞くと

「NO」

どれだけ聞いても、答えは変わらない。
紙で持ってこなかったら当日チケットを買えとまで。
紙がなかったら電車には絶対に乗ることができないと。
乗車人数を確認するとかなんとか。。。時代錯誤。。。

とにかく印刷しないといけない。地獄の半日が始まった。

コンビニプリントなんて便利な場所はない。
とりあえず、近くの人に聞いて回る。ダメ。
とあるオフィスでもお願いしてみる。ダメ。
歩き回る。スマホも使う。人にも聞く。

やっと印刷業者のような場所を見つけた!
入ってみると、ネット経由の印刷らしい。
仕方ないのでお願いして料金をみると£2.5。
・・・一枚のために400円。そして約半日。

疲れたし暑かったしちょっと不機嫌に。
(しかもこの紙が確認されることはなかった)

散歩をして宿へ戻ることにした。。。

路上パフォーマー。

J.K.ローリングさんがハリーポッターを書いてたカフェ。

(店内で写真を撮る場合は£1寄付の張り紙に驚いた。)

路地裏。

ふと見上げたら、飛行機。

*

暗くなってきたので宿へ戻る。

そして旅で初の日本人に会った。
***

そういえば部屋にはいろんなランクがある。
「Mix」が一番安くて、自分はいつもこれ。
男女混合、6人から多いときは24人くらい。

女性専用部屋もあるけど、料金が少し割高。
ほかに普通の二人部屋、一人部屋がある。

*
部屋の中に女性が入ってきた。

・・・アジア系の顔で、少し会釈。
珍しいことがあるな。Mixなのに。
(欧州系女性は抵抗がない人が多い)

そんなことを思った。

(日本人・・・かな?)

もしかしてと思って声をかけてみる。
すると、ほんとに日本人だった。
日本人女性でMixの部屋って珍しい。

「Mixに泊まるとか勇気あるね!」って話すと
「女性専用を頼んだはずなのに!」怒ってた!

さすが、日本人女性は危機管理能力が高い。
(一人だから余計に危険度が高い)

結果、残念な予約管理状況を知ることになる。

フロントで確認すると他の部屋は空いてない。
仕方なく、同じ部屋で滞在することになった。

こちらとしては不幸中の幸い。
久しぶりに日本語をしゃべる。

せっかくだからと話をしたら、面白かった。
*
ワーキングホリデーを利用していて、
アイスランドの首都ダブリンに住むアサミさん。

いろいろと話を聞いていくと、
中国語・少数民族の文化を学ぶために
大学卒業後単身モンゴルの大学へ3年間在学。
その後ワーキングホリデーでアイルランドへ。

家族からも猛反対を受けたらしい。

天真爛漫な生き方に驚きながら話した。
年齢もちょうど同じくらいだったのに、
自分とは全く違う生き方を選んでいた。

自分は大学院を卒業しそのまま企業へ就職。
結構恵まれた「普通の人生」な自負がある。

これを話すとアサミさんは「すごい」と言った。
こっちからすればアサミさんの方がすごいと思う。

結局どちらも、隣の芝生は青く見えるのか。
変な感じだなぁと思った。
*
ふと、イギリスへの滞在について話が進む。
話すなかで一つ。二人とも共通していたのが、
「イギリスに来るのは誰でもできる」ということ。

まずは頑張って軍資金を貯める。
今回の旅で言えば一ヶ月間30万円程度の予算。

最安値往復10万円弱の航空券を購入して、
滞在先の安い宿を見つけて移動手段を確認。
名所をピックアップして行きたい場所を決定。
スマホが使えるように準備。(←これ今重要)

そしたらあとは、少し長めの休暇と

「勇気」そうだ。『勇気』

ここを乗り越えないと、確かに来られなかった。
会社や親に一ヶ月間イギリスに行くと伝えるのが
どれだけ怖かったか・・・という言う話だった。

やりたいことを通すために、避けられない口論。
ここは大きな壁だった。

正直、今までこんなに自分の気持ちを

まっすぐに伝えることは人生でなかった。

やりたいと思ったことを伝える努力。
正直何に繋がるかはわからないけど、
自分が「やりたい」と思ったことを
まっすぐやる力が今は欲しかった。

誰でも、勇気があればできること。
やらない理由は作れるということ。
(これは、自分に向けた言葉)

「日本では仕事するために生活してる」
気付けば二人から同じ言葉が出ていた。

とても悲しい言葉だった。

それでも彼女との会話が、
自分の価値観に気づかせてくれた。

いい出会いを、ありがとう。

*

明日は、Londonへ移動。

→2016/8/25 : Day 20