2017年、最北端目指してヒッチハイクをした。[4/4]
北海道最北端までのヒッチハイク旅。
そこから札幌に戻り広島までのお話。
最後までお付き合いいただき、
ありがとうございました。
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目次:
1.神奈川県への長距離ヒッチハイク
2.北海道最北端へ向かう[1/2]
3.北海道最北端へ向かう[2/2]
4.北海道から、広島へ
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4. 北海道から、広島へ
2017年4月27日。札幌。
いろいろ帰り道を考えていると、
小樽から新潟へ抜けるフェリーを発見。
まだ新潟には行ったことがなかった。
ただし、
フェリーは10:30発。
これを逃すと次は2日後。
札幌から小樽は1時間。
どうあがいても9時がタイムリミット。
朝7時に国道でヒッチハイクを始めた。
土地勘もない。
とりあえず、大きい通りで探す。
そしたら、乗せてくれた。
「乗せてやるけど質問攻めにするからな」
という言葉と裏腹にめちゃくちゃ優しいみなさん。
「ヒッチハイカーっぽくないな!」
ってめっちゃ笑ってもらいました。
ドライバーの強面、ならっちさんは
なんと第53次南極越冬隊のメンバー。
一年4カ月の南極昭和基地生活。
こんな人に会えるとは。
(美しい喜び隊のみなさまと、山菜取りらしい笑)
あっという間の1時間でした。
ならっちさんはSappolodgeというゲストハウスも
札幌で運営っされているそうなので、次回は必ず。
そして、無事小樽駅へ。
ちょっと街並みを散策して、フェリー乗り場へ。
9時頃に到着してチケットを買う。
そしたら、満席になったそうです。
タイミングに、ただただ感謝。。。
ここから、20時間のフェリー旅。
一人分のスペース狭いな!!!
と驚きながらも楽しみました。
日の入りはすごく綺麗だった。
そして、翌朝新潟へ。
知人の紹介から、長岡市を目指す。
朝一で乗せてくださったのは遠藤さん。
「MOYÖ」というブランドのデザイナーさんで、
事務所に寄ってコーヒーとお土産まで。
ありがたく、帰りに乗せてくださった方々へ
プレゼントさせていただきました。
そしてそのあと大森さんに拾っていただき、長岡へ。
思ったより都会的な建物に驚きました。
そして、目的のたつまき堂へ。
不思議な場所でした。
音楽家が集まる場所でもあるらしく、
「CDできたら送って来れば聴くよ」
とありがたい言葉も。
雰囲気がいい場所でした。
店主の猪俣さんはインド放浪経験もあり。
小さく始めて大きな商売になったらしい。
さすが、八木さん紹介。ありがとう!
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さて、これで思い残すことは何もない。
いよいよ、本当に帰る広島ルートへ。
まずは高速入り口へ坂口さんに乗せてもらう。
そして栗原さんはレッドブルをくれて高速道路へ。
ここから、力が抜けて写真がありません笑
目的地最寄りのPAで降ろしてもらうと、
残念ながら閑散とした場所。。。
ここで2時間。新潟から出られない。
入ってきたトラックすべてに話しかけ、
丁寧に断られてはまた座り込む時間。
すると、さっき声をかけた人が
また戻ってきてくれました。
同じ30歳になる桐原さん。
また、神様が現れた。。。
トラック運転で生活をすると、
中々食事をしっかりとらないらしい。
いつもコンビニ弁当になるという話から、
到着したSAで一緒に温かいご飯を食べました。
「久しぶりに温かいご飯を食べた」
こう言って喜んでもらえたのが、とても嬉しかった。
(桐原さん、美味しいご飯ごちそうさまでした!)
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そのあとも順調に乗せていただく。
滋賀県の多賀SAまでを中島さんに。
多賀SAから草津PAまでを松井さんに。
そしてもう夜中なのに声をかけると
九州まで行くご兄弟に運よく出会う。
眠気を押して岡山までご一緒する。
29日の朝5時半に、岡山へ到着。
ここで、会社員時代の同期登場。
朝一にSAまで会いに来てくれました。
朝ご飯も一緒に食べてくれて、あとは下道へ。
めちゃくちゃ嬉しかった。
青木君、ありがとう!
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岡山県の県道沿いのローソンで、
最後のヒッチハイク。
そして、最後に止まってくれたのは
シングルマザーのよしおかさんでした。
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友人にご飯を作ってもって行った帰り。
友人も、シングルマザー。
そして、悲しくなるような話をたくさん聞いて。
自分も最近感じている憤りをたくさん話して。
精神病棟へ隔離された話も、聞かせてくれた。
自分の知らない世界。寂しい世界。
本当に、知らないことだらけだ。
それに気づかせてもらった。
よしおかさん、ありがとう。
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2017年4月20日~2017年4月29日までの旅。
25台の車に乗せていただき、
たくさん話をさせてもらった。
こんなに人は優しいんだと感じた。
そして、自分が話す言葉が
自分を知るきっかけになると強く感じた。
怖くて自分のことを話さない性格だった。
でも、勇気を出したらみんな優しかった。
そしてときに、厳しかった。
*
北海道最北端に行けたこと。
沢山の人たちと出会い、話せたこと。
何を得たかといわれると良くわからないけど、
とても貴重で素晴らしい時間だったと思います。
自分が予期しない人との出会い。
でも、そのすべてに意味がある。
あー、楽しかった。
また、会いに行きます。
そのときまで、みなさんお元気で。
年末、6時間かけてまとめました。
疲れたー。。。
楽しんでいただけたら、幸いです。
こんな旅をすることになるとは、
夢にも思わなかった。
人生って、面白い。
みなさんありがとうございました。
それでは、また。
Mitsuhiko.